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2007年12月17日 (月) | 編集 |
2007年7月

Россия Санкт Петербург
(ロシア サンクトペテルブルグ)
Russia.png



サンペテは北欧の近くだけあって肌寒いなぁ~と思っていましたが、
何日かしたらとても暑くなりました。
外国人はなぜすぐに脱ぐのでしょうか…
上半身裸の男たちが、悪臭をばらまきながらそこら中を歩いています。


なんとなんとサンペテで裁判傍聴をしてきました!フッフ~
しかも殺人の新件!キャー☆
日本でもほとんど傍聴しなくなってしまった殺人…
ロシア語は一言もわからないので裁判の様子だけお伝えします!
長いです!


まず、ガイドブックに載っていない裁判所探しからスタートです。
幸いにも私の滞在していたホステルのすぐ近くに
サンペテ総領事館があったのでサンペテに到着早々お邪魔しました。

領事館なんて3年前に行ったサラエヴォ(こっちは大使館)以来です!ドキドキ

なんと副領事が出てきてしまいました!
大変恐縮しながら質問してみると、親切にも詳しく調べてくださいました。
M副領事、お忙しい中ありがとうございました☆

なんと7/4の11時から殺人の新件があると。
さすがにどんな事件かはわからないそうです。
日本と同じく、公開してる裁判と非公開の裁判があるそうです。
とりあえずパスポートは持っていけ、と言われました。

7/2にはサンペテを出てリーガ(ラトヴィア)を目指す予定でしたが
こんなチャンスはないと思い延泊する事に。
気ままな一人旅ですから(´ー`)y――┛~~~~


7/1、やる事がなかったので裁判所へ下見に行きました。
san4.jpg



裁判所は川沿いに建っていて、ヨーロッパ調の綺麗な建物でした。
(クリーム色で国旗のあるトコが裁判所です)



川を挟んだ斜め前にはサーカスが…(・ω・;)

入り口にいた警備員は勿論、ロシア語しか話せないので苦労しました…
英語を少し話せる職員(と言っても私以上に喋れる)が来てくれて
5人がかりでなんとか話がまとまりました。
パスポートを持ってくれば見学していいよとの事。ワーイ

警備員のリーダー・イーグル(多分30代)が、
ちょっといない間に何の裁判かを調べてきてくれました。

英語を喋れる職員が訳してくれました。

「fascism killed a student」

だそうです。

(;゚ Д゚) …ファシズム!
いかにも外国って感じだなぁ…w

ファシズム!と驚いて見せたら、意味がわかってないと思ったのか
何度も「スキンヘッド、スキンヘッド」と言われました。
いや、わかってるから。


殺された学生(22~24歳)はノンファシズムだそうです。
殺したのは1人。
被告人は学生じゃないと言っていました。
これだけ情報があれば十分です。

とうとうロシアの裁判所に潜入しました…!

7/4の10時半(早めに来いと言われました)に入り口に来れば、
一番偉い人が案内してくれるそうです。
一番偉い人はイーグルじゃないの…???

爆弾と銃は持ってくるなと言われました…
全然面白くないけどロシアンジョーク?と思いHAHAHAと笑ってみたら
みんな真顔になっちゃいました。
あれれ?ギャグじゃなかったの?

バイバイする前、ノートに

04/07/2007←日付
1030←時間
314←法廷番号
чбийца←ロシア語で殺人罪
ИГОРЬ←イーグル

と書いてもらいました。
これで完璧☆(σ・∀・)σ


初公判当日…
10時半にサンペテ地裁へ行きました。
女警備員が立っていたのでパスポートを出そうとしたら
出さなくていいと首を振ってトランシーバーで何か言っていました。

イーグルが来るのか…?

しばらくすると、
イーグルと警察官(刑務官?もはや不明です!)数名がやってきました。

そしてジィ様が「おいで、おいで」と手招き。
どうやらジィ様と若い警察官らしき2人が私を案内してくれるようです。

建物の中は石造りで、ヨーロッパのマンションの中と変わりませんでした。
天井はとても高く、通路は薄暗かったです。

建物内には少しだけ人がいました。
おばあちゃん達が手に資料を抱えているので民事か何かでしょうか…
法廷は沢山ありました。

2人の警察官に挟まれた状態でいろんな道を曲がったり、螺旋階段を上がったり、裏道らしきところを通ったりしてやっと314号法廷に到着。

コッソリ撮っちゃいました。
神様ごめんなさい。

法廷の扉
san2.jpg


重い空気の廊下
san3.jpg



法廷の中はめっちゃ広かったです!
そして室内は明るい!
窓が開いてる!観葉植物が置いてある!

東京地裁の大法廷をちょっと縦長にした感じくらい…わかりづらいですね…

正面にはサンペテの紋章らしきものがありました。
そのすぐ横には、ロシアの国旗がたっていました。
裁判官のイスは3つあります。

向かって左側の床は一段高くなっていて、
イスが20脚くらい置いてありました。
誰が座るの…?
陪審員…という言葉が浮かびました。

「ここに座って」と案内されたのは一番前の席!ウギャッ!
しかも目の前に木製の檻が見えるんですけど~!

まさか…ロシアでは被告人は檻の中!?((;゚Д゚))ガクガクブルブル

座ってぼんやりしていると、今度は廊下に出されました。
「ここで待ってろ」とソファーをすすめられました。
薄暗い廊下には木製のイスが2つと、大きいソファーが1つ。
なぜソファー…

10:55 
陪審員(?)らしき一般市民達がどっと法廷の中へ入っていきました。
てか…ロシアって陪審員制度なのかなぁ?

11:00
ジィ様に案内されて再び法廷に通されました。
予測はしていたけど…私、一人だけ…(・ω・)
裁判が始まる気配は全くありません。
裁判官の机の前(法廷のど真ん中)には会議用っぽい長い机が2つ並べられていて
弁護士らしき人たちが向かい合って座り、
おしゃべりをしていたりパソコンをいじっていました。

ちなみに傍聴席の一番前の席から柵まで1.5Mくらい間隔がありました。
さすが日本の国土の45倍もあるロシア!
東京とは違う土地の使い方☆

11:08
傍聴人らしき男が2人きました。
裁判はまだ始まらず。

11:15
傍聴人らしき人の携帯が普通に鳴って普通に笑いながら喋っています。
法廷内で携帯の電源は切らなくてもいいようです。

11:34
急にバタバタし始めましたが、始まらず。
石造りなので体が冷えて咳が出てきました。

11:38
ジィ様に呼ばれ、廊下に出るように言われました。
「え?これで終わり?(゚Д゚)」と思いきや、
螺旋階段には大勢の人が並んでいます!Σ(゚Д゚ノ)ノ

傍聴希望者???
めっちゃ盛り上がってんじゃん!ΣΣ(゚д゚lll)ズガーン!!

そんな彼らの目に触れさせない為にか、私の体をエイッと軽く押し廊下の隅に。
警察官が4人に増えてました。
私を囲んでる警察官4人それぞれが私にウィンクをしてきます。
「大丈夫だよ☆」って言ってくれてるんだと勝手に解釈しておきました。

ジィ様が3人の若い警察官を指示して4人に緊張が走りました。

え、なに?と様子を伺っていると…



なんとまさかの被告人登場!


なんと普通に反対側の廊下から歩いてやってきました!
ェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェ


後ろ手にされ手錠をしています。
ゾロゾロと4人も歩いてきました。
あれ?被告人は1人じゃないの…?

螺旋階段から若干歓声があがりました。
それに応えるかのように気取って顔をあげる被告人らしき男達…

しかし。
私の顔を見るなりギョッとして固まったままの表情で法廷入りw
そりゃそうだろうなぁ…(ノ∀`)アヒャ

そして、ジィ様に案内され一人だけ法廷の中へ案内されました。
さっきと同じ一番前の席に座らされました。
檻の中にはわざわざ立ち上がって興味津々の顔で私を見る男達が4人。
どうやら全員被告人だったようです。

右から
☆黒髪、短髪、浅黒い肌(グルジア系の顔)、ニット
☆短髪、こげ茶色の髪、白い肌、白いYシャツ、灰色のセーター
☆黒髪、短髪、浅黒い肌、赤いラインのジャージ
☆黒髪、長め髪、浅黒い肌、スーツ

檻の両端には刑務官らしき人がひとりづつ座っています。

4人とも私の存在を消化しきれていないようですw
「えー!えー!えー!」って感じで私を見ます(・∀・;)

数分後、大量の学生が入ってきました。
全員、私と反対側のイスに座らされています。
よく見たらアナーキーな雰囲気たっぷりの若者達ばかりです!
これがファシズム裁判!(゚∀゚)

中でも一番不良っぽい子達はちゃんと一番後ろの不良席にどっかりと座っていました。
不良の席は万国共通なんですne☆ヽ(・∀・ )ノ
真っ黒のパーカーのフードを被り、顔はマスクのようにバンダナを巻いていて
目しか見えません。
ここが裁判所だって忘れちゃうくらい闘争心むき出しです!
ロシアの裁判所ではこんな格好で傍聴してもOKなんですね!

柵の前のイスに5人の男女(男、男、男、男、女)が座りました。
…誰?
被告人達に手を振っています。
仲間でしょうか…
一人は頭に軽く包帯を巻いています。

11:45 
やっと裁判が始まりました。
「ジリリリリ」とベルが鳴ると女裁判長が紋章の左側の扉から登場。
一同起立しました(礼はなし)

裁判長の前に座ってる男が立ち上がり喋りだしました。
段々と声が小さくなっていきますが、
隣に座ってる男の人はしっかりメモをとっています。

ジィ様が警棒を軽く振りながら私の隣に座ってきました。
私を警戒してるのか私を守ってくれようとしているのかわかりません!
(でも守ってくれてるんだと信じてるyo)

反対側に座らされた若者達の様子を見てみると、
興味深そうに首を伸ばしてやり取りを聞いています。
私の後ろに座ってる少年(学校は…?)は2リットルの大きいペットボトルで水を飲みながらニヤニヤして聞いていました。

目の前にいる包帯男が立ち上がってモジモジと喋りました。
…と、いきなり被告人が立ち上がって喋りだしました!
檻の中でも喋る時は一応立ち上がるルールみたいです。
何喋ってるのかな~(罪状認否?でも一人しか喋っていませんでした)

そっと不良達の様子を見てみたら…
暑かったのかバンダナがかなり下がってました。
私と目が合ったらササッと直していました。

法廷内ではそれぞれが大きな小声で喋っていて(ロシア人は声がデカいです)
静粛感ゼロでした。


11:55
ジィ様の掛け声で、学生達が追い出されていきました。
それをすっごい笑顔で見送る檻の中の被告人達…
学生はやはり支援者たちなのかな~

「私は?私は?」とジィ様の方を見たら笑顔でどっかにいっちゃいました。
右側に座ってる人間だけが残されました。

するとイーグルが手を振ってやってきました。
隣に座ってる傍聴人と知り合いらしく、笑顔で喋っています。
ますます緊張感がなくなりました。

包帯男が裁判長に呼ばれて法廷の奥の部屋へ行ってしまいました。
被告人達はそれをニヤニヤとした顔で見送ります。

隣でメモをとっていた男の人が暇そうにしてたので
「彼らは(被告人)はロシア人ですか?」と聞いてみました。
「ダー(そうだよ)」と言われました。
「学生(被害者)もロシア人ですか?」と聞いたら
「ダーダー」と頷いていました。

ちょっと前進した気がしました。

一生懸命メモをしていると、
被告人達が浮ついた顔で私に手を振っています!Σ(゚Д゚;)
さすがに気がつかないフリをしました…
被告人まで緊張感なくなっちゃったよ~

12:05
再開。
学生達が法廷に入れられました。
さっきより人数が増えています。
不良達はしっかりバンダナで口元を隠してまた一番後ろの席をGET☆

「ジリリリリ」というベルが鳴って女裁判長の登場、一堂起立。
ものすっごいスリットの入った事務官らしき女性が書類を運んできました。
いや~日本もこれ導入できないのかなぁ。

ジィ様、いきなり私の隣で声を張り上げました。
起立の号令です。
(ロシア人の声のデカさにはホント参ります…)

陪審員らしき人達(12人)が紋章の右側の扉からどっと法廷に入ってきて、
被告人達のいる檻と向かい合うようにして座りました。
男女比は同じくらいです。

裁判長の話を聞きながらメモをとりまくる陪審員らしき人々。


12:20
いきなり閉廷しました!
午後もあるのかな~と思い、M副領事に教えてもらった「アビュトゥ?(昼休み)」と聞いてみたら
ジィ様は両肩をすくめて『11.07.2007 1300』と紙に書きました。

あ、次回の予定?
じゃあ今日はもう終わりって事?

今度は鉢巻のジェスチャーをしています。

あ、さっきの包帯男のせいで次回の公判が延びたって事?
(M副領事が調べてくれた予定では連日公判がありました)

帰り道も案内してくれるようだったので「アトゥリーチナ!(最高!)」と感想を述べたら嬉しそうな顔をしてなぜか修復現場を案内してくれました。
王家の紋章が沢山入ってる真っ赤な壁に緑の天井の部屋です…
ここも法廷になるの…?
私の疑問に気がついてくれるはずもなく、ジィ様は笑顔でした。

帰りにも裏道や事務室みたいな所を見せてくれました。
階段を下りるときには、毎回手を差し伸べてくれて…ジィ様やるじゃん!
英語は「プリーズ」しか喋らなかったけど何も問題なかったよ!


外にたまってた学生達↓
DSCN2931.jpg




海外の裁判所の楽しさに目覚めました!
言葉通じなくても全然イケる!
もともと人間観察が好きなので職員や被告人を見てるだけで興味深いし
建物の外観や内装を見ているだけで楽しくなります。


せっかくのんびり旅するなら裁判所まわってみるかぁ~♪


☆☆☆追加☆☆☆

ウラジオストクの裁判所も撮ったのに
載せるの忘れてました~☆テヘヘ

rossia.jpg



rossia2.jpg



「見学したい」と言ったらアッサリ断られました~☆テヘッ


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