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2007年12月24日 (月) | 編集 |
2007年11月

جمهوری اسلامی ایران تبریز,
(イラン タブリーズ)
Iran.png



旅の最後にとうとう…
金のミッキー発見!!


DSCN8828.jpg

金髪(?)ミッキー!
こんなミッキー見たことない!(σ・∀・)σ ビシッ


イランからトルコに抜けました。

長かった…
国境が超厳しくて(このあと詳しく書きますが私には極甘でした)
国境だけで5時間くらい止まってました。


イラン最終日、ネット屋を出たら大雨でした。

グルジアに折り畳み傘を忘れてきた私はズブ濡れでホテルへ戻りました。
洋服も黒のほっかぶりも靴も雨でぐしょぐしょになりました。
ビショビショになっても蒸れてもほっかぶりを取る事が出来ずイライラ。
テンションガタ落ちです…

最後の最後でなんか嫌な感じ~


大雨の中、大きい荷物を持ってバス停まで20分歩きました。
大雨プラス帰省ラッシュにひっかかり道路は今までにないくらいの大渋滞。
雨なのでみんないつも以上に交通ルール無視です。
30分程でバスターミナルに着くはずが1時間半もかかりました。
なんつー国だよ…


21時出発、7時到着のタブリーズ行きバスチケットを購入。

「着いたぜ!」と朝の4時にたたき起こされました…
いやいやいや…
着くの早すぎだろ…

結局、バスが時間通りに着いた事なかったなぁ…
遅れてもいいくらいの早すぎる時間に到着予定なのに
更に2~3時間早まるのが普通だったもんなぁ…

軍人に混じってバスターミナルの待合室でグゥグゥ寝ました。
(こういう事は平気で出来るようになりました)

バスで隣だったオバちゃんが飴とチャイをくれました。
イラン人はチャイ入りのポット(普通のポットだから驚きます)と
マイカップ、マイ角砂糖を常に持ち歩いてます。


大雨が小雨になった時、ターミナルを出ました。
イランの不便なところは、
バスターミナルと鉄道駅と町の中心が全て離れているところです。
バスが走ってない事がほとんどなのでタクシーを使わざるをえません。

交渉とか非常に面倒な私はタクシーが嫌いです。


タブリーズは陸路で来た旅行者が初めて降りる場所でもあるので
タクシーのふっかけ方が容赦なくて驚きました。

仕方なくそこら辺にいた地元民を使って交渉。
すると私に最初に提示してきた値の1/4、
自分の考えていた額になったので乗り込みました(←60円)
私はか弱い日本人を全面に出してモジモジしながら
警察や地元の女子学生やオバチャンに聞くのが得意です♪


タクシーで15分ほど走ると鉄道駅に着きました。


イランの駅はどこも厳重体制で、
駅の中に入るのだけでも荷物検査(x線)や
金属探知機のゲートをくぐらないといけません。

「サラーム(こんにちは)」とヘラヘラして駅に入ったら
軍人もヘラヘラしてノーチェックで私を入れました。

ヘラヘラするの得意です。


駅に入ってウロウロしてたら駅員がこっちを見てニヤニヤしてました。
荷物を預けたかったので「サラーム」と言って自分から近づきました。

手招きされるままについて行くと駅員室でした。


チャイを勧められたのでヘラヘラして断りました。
ここに長居はしたくなかったので。
でも大きいシュークリームはせかっくなのでいただきました。
イランのシュークリームは美味しいと聞いていたので。

「タブリーズ、グー?」と聞かれました。
自分、さっき着いたばっかりのくせに
「バレー(はい)」と調子よく答えました。

外人に対して調子よく対応するの得意です。


鍵つきのロッカーを貸してくれました。

「いくら?」と聞くと「ナーナー!(いらない)」とウィンクされました。
調子よく生きていると色々と得をします。


英語を話す職員を連れてきてくれ
タブリーズの地図までくれました(・∀・)ワーイ☆


雨が止んでから観光しはじめました。
とりあえずお昼ごはん。

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ここのホットドッグは破格の50円。
美味しかったけど、なぜお菓子が挟まってたのか…謎です!


一番の見所は工事中 ΣΣ(゚д゚lll)ズガーン!!  


気ままに街歩きをしました。


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信号機のカウントダウンがペルシャ数字…!激萌~


どの国もポストは可愛いなぁ~と感心します♪
イランのポストは黄色です。
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路上パン屋のオヤジ(萌)
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わかりにくいバス停
(乗るのも一苦労w)


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本気で怖い看板…


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ポップコーンは一袋パンパンに入って40円
(「いくら?」と聞くとウーンとちょっと考えて「じゃあ40円」って感じでしたw)

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オシャレな文房具屋で見つけました~
イランのセンスはどこから来たのでしょうか…

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グ…ル…?
オウムでしょうか~

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地元の女子中学生
頭の布以外は日本と変わらない格好です。


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イランのケーキは可愛いっす♪


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ウサギ…?斬新~♪


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写真屋さんはナルシスト・イラン人に大人気☆
驚きのポーズと表情の写真ばかりです!
バックがホメイニーとか戦闘機というパターンも多いです~

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ガソリンが安いので車だらけのイランでは
常にガソリンスタンドが大行列☆
なのでしょうか…

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路上でもよく売り子を見ました~

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靴の修理屋さんですが、
この時はアディダスのウエストポーチを直してましたw


トイレに行きたくなったのでモスクへ行きました。
ちょうどお祈りの時間だったので女子の祈り場に潜入しました。
(お祈りタイムは信者以外入れてもらえない事が多いです)
黒いほっかぶりのお陰で楽々と入れました。

しかも中にいたシーア派になぜか歓迎され
一緒に「アッラー」と言いながら土下座して祈りました。

結構楽しかった(・∀・)♪

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両手の平を天に向けお祈り中~

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膝まづいてお祈り中~


Σ(゚Д゚;) 


なんと遅刻者がやってきました…!
厳格なイスラム教国家だと思ってましたが…
まさかの遅刻者…しかもオバちゃんです!


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遅れて輪に入ってお祈り中☆

※本当は撮影禁止です…
(中の女性に許可を取りました)


途中で飽きて祈り場を出たら、
シーア派のオバチャンが追っかけてきて
「トゥーリスト?」と笑顔で飴を2つくれました。

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ヽ(・∀・ )ノ ワーイ♪

「うん」と答えながら飴を受け取ると、
お祈りをしていた女子大生も追いかけてきて
「ジャポン?」と笑顔で手作りのお菓子をくれました。


イラン人いい人だな~



感動してたら本来の目的だったトイレに行く事をすっかり忘れて
立ち去ってしまいました。


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買い物を楽しむジョシ

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ムスリマの人だかりがありました~
なんだなんだ?

様子をうかがうと
なんと…!


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万能野菜切り器!Σ(´Д`ノ)ノヌォワッ!!
こういうのイラン女性も興味あるんだぁ…w
お家にいることが多いからかなぁ~


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市場発見☆
入ってみることにしました。

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靴屋ストリート!

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靴屋ばかりです!
しかし、これだけあっても欲しい靴一足もナシ(σ・∀・)σ


イランではスカーフは首に巻くものでも
カバンにちょっと巻くものでもございません。
髪を隠すためのものです。

なのでスカーフの置き方も一味違います!


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コワー☆
風で球状の発泡スチロールがクルクル回り
恐怖が増しました~グフフ


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マネキンにもスカーフ!


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くっ首!ヒィィィ

大きな公園を発見。
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賭け事を楽しむ老人達


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観覧車発見~♪


Σ(・ω・ )


あれ…?
もしかして…


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その柱の絵は…


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一休さん!

♪スキスキスキスキスキ~スキ♪
♪一休~さん♪

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なんと、さよちゃんまで…!


そういえば一休さんはイランでも人気のアニメです。
イラン人にも「イッキュサーン」と呼ばれて愛されています~
どうやって「橋を渡るべからず」とかのトンチを紹介してるんだろう…


イランミッキーを発見したので
自分用のコレクションのた為に撮影♪

DSCN8999.jpg

イラン人は絶対しない格好ですね!

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ヒュー~☆


夜行列車の中で過ごす時間が長いので
お菓子を買いに行きました~

DSCN9002.jpg

これだけ買って80円!安~い♪


夜ご飯を食べにサンドウィッチ屋に行きました。
ホットドッグを食べてたら店員が話しかけてきて
片言英語がウザかったので適当に流していたら
その会話を聞いていた隣のオヤジが「トゥーリスト?」と聞いてきました。

「バレー」と答えると
「ようこそイランへ!」と嬉しそうに私の分も会計して帰っていきました。
ようこそもなにもこれからイラン出るんだけど…


ま、いっか☆


「イラン人はみんないい人だね~」と店員に言うと挑発されたのか
私を駅まで送ろうとしてきました。

それはウザいんだよ…(・ω・) 


駅に着いてボディチェックをしてもらおうとしたら
朝会った駅員が「このコのチェックはいいから!」と走ってきました。

荷物を取りに行くとタッパーに入ったお菓子を勧めてきました。
甘いの嫌いなんだけどな~
お腹いっぱいだし…いらないけど…

せっかくなので食べてみました。


うまい!Σ(゚Д゚;) 




でも極甘っ!(ノД`)グェエエエ
あまりの甘さにむせてしまいました。

ヘラヘラして「イランの?」と聞くと、
「ノー!タブリーズ!ノーイラン!ノーテヘラン!」
と熱くなって答えました(タブリーズの菓子って事?)

「あ、そうなの。美味しいね」とヘラヘラしていたら
嬉しそうに引き出しから紙を出し
丁寧にお菓子を包んで渡してきました。


DSCN9005.jpg

なんと鉄道駅にあるパンフレットに包まれましたw


…あ、ありがとう…(・ω・)


「そろそろ電車に乗りたい」
と駅員にヘラヘラと言ったらソッコー案内してくれました。

イランではホームに入るのにも荷物を全部出してチェックされます。
それが非常に面倒なんだけど、
駅員パワーで私はほとんどチェックされずにすみました。

私の席まで荷物を運んでくれました。
まだ列車には私と駅員しかいません。

さすがに「ちょっと気持ち悪いかな…」と疑ってしまいましたが
駅員さんは「じゃ」とすぐに笑顔で立ち去って行きました。


いい奴だった~!!!すまん!


DSCN9006.jpg

もらったお菓子をさっそく食べました。

続々と同じ部屋の人がやってきました。
一等なのにまたしても6人席…!
旅行会社に「4人用?」ってちゃんと確認したのに…!(呪)

しかも全員男なんですけど。


いいのか?
男(オッサン含む)5人もかなり戸惑ってる様子。

そりゃそうだよね…
イランでは市内バスや地下鉄ですら絶対男女別なのに…
イラン国内の移動で男女が隣り合うなんて皆無なのに…
いくら国際線とはいえ、男5人女1人はないだろー…

私のチケットを見せてみんなに確認してもらいましたが
席は間違ってないみたいでみんなで首を傾げました。

こんな事があるのでしょうか…???


たまたま通りかかった車掌が
黒いほっかぶりをした私を見てヘラヘラと近づいてきました。


そして室内を見て仰天。
やっぱおかしいんだ…w

チケットを確認し、大急ぎでどこかへ行ってしまいました。
移動か…?とワクワクして待ってたけど戻ってこなかったので寝ました。


1時間くらい横になってグウグウ寝てたら
5人にたたき起こされました。
ビックリして起き上がると、
さっきの車掌が私の荷物を持って手招きをしていました。


あ、移動ですか…(-ω-)


5人に別れを告げると、
オッサンが「気をつけろ、鍵をしなさい」と忠告してくれました。

車掌に黙々と着いていくと誰もいない車両に連れて行かれました。
誰もいない車両…どうしてこんなところが…?
「ここを使いなさい」とウィンクされました。

ついでに…
と荷物を上段のベッドの置いてくれ~と頼みました(末っ子根性)

調子に乗ってバチが当たったのか、
荷物を上げるフリして腰に股間をこすり付けられました。



( ゚Д゚)ゴラァァ


他の車両の車掌とか布団係とか食堂車の人が
なんだかんだで私を見に来るのがウザくてすぐ寝ました。

DSCN9012.jpg

お布団セットはトルコ、グルジア、アルメニアと比べると
かなりレベル高いです!
とてもキレイでした~


23時半、早くも国境に到着。

列車内に置いた荷物を含め、厳しい車両チェックが行われています。
イラン人の手荷物が半端ない量だからか
チェックが厳しすぎるのか出国に2時間程かかりました…


そこから更に2時間ほど電車が走ってトルコ入国になりました。

入国スタンプをもらう為、かなりの行列が出来てるのに
20分も待たせた挙句、開いた窓口はひとつ。

人差し指のみでキータッチする軍人(背中に機関銃)のみの対応です。
超仕事が遅い…!!!!
てか…本当にこの軍人、いつもこの仕事してんのか?

軍人の後ろで職員らしき男2人(本当はコイツらの仕事では…)が
コーヒー飲みながらボーっと見てるだけ。
軍人はタバコ吸いながらのらりくらりとキータッチ。
いちいちイラン人を睨みしょーもない質問して嫌な感じです。

あぁ…なんていう能率の悪さ…


そんな中、職員の一人が日本人の私を発見。
「ウッヒャー!」って感じで仲間と私を指差してます。


割り込みするイラン人ジィ様どもに
どんどん後ろへ追いやられていたのに
「ジャポネ!」と私を呼び前へ連れ出されました。

ひとりひとりあんなに時間かけてた入国チェックなのに
私は5秒で終わりました。

「ウェルカム!ターキー!」と笑顔で迎えられました。

他のイラン人はまだまだ時間がかかりそうだったので
先に電車に戻ってガン寝。


7時半頃目覚めると電車が止まっていました。
「もう着いたのかな…」と外を見ると外は山!雪!


DSCN9017.jpg

ココはどこだよ~(汗)

知らないイラン人のオッサンが入ってきて
「荷物検査があるから荷物を持って降りろ!」と言ってきました。
慌てて荷物をまとめていると、
もはや誰なのかわからないスタッフが入ってきて
「君は検査を受けなくていいから寝てなさい」と言われました。

日本人は荷物検査なしでいいのか?


寝ても寝ても列車は動かず、2時間以上止まっていました…
大きい荷物持って何度も電車を乗り降りしなきゃいけないなんて
イラン人は大変だな~

イラン人がビザなしで旅行できるのトルコだけなのにこの扱い。


列車が走り出してしばらくしたら
知らない男がヘラヘラしながら勝手に部屋に入ってきました。
「お前誰?」と警戒して聞くと警察でした。

なぜかパスポートチェック。

「どこのホテル?」「どこに行くの~?」「トルコでどの町が一番好き?」
とナンパみたいな聞き方をされました。
適当にヘラヘラ受け答えしました。
お菓子をくれました。

なんか怖くない警察だったな~と思ってたら
隣の部屋に移った途端、怒号が…(((( ;゚д゚)))アワワワワ

トルコ人のイラン人に対しての態度が怖かったです…


そのあと何度も列車は止まり、ワンに着いたのは13時すぎ…


列車を降りると最後にイラン人の車掌さんが走ってきて
私の荷物を持ってミニバス乗り場まで案内してくれました。

そしてバス停に着くなり「じゃ」と手を振って去っていきました。


そんな感じで私のイランの旅は終わりました。
イラン行ってよかった。
イラン人はやっぱりすれてなくていい人が多かったと思います。
ワンの駅を降りる時に黒いほっかぶりをリュックにしまいました。
今日から毛糸の帽子です。


そういえば。
ワンに着くなり「チン・チョン・チャン」口撃が始まりました…


DSCN9023.jpg

イランを懐かしみながらホテルでひとりコーラを飲みました…
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