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2007年12月22日 (土) | 編集 |
2007年11月

جمهوری اسلامی ایران شیراز یزد
(イラン シーラーズ ヤズド)
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シーラーズのバザーで見つけたミッキー
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共に過ごしたディビット&キェランは
朝5時に起きてシーラーズへ旅立ちました…(´・ω・`)ショボーン

自分は超早起きしてまで移動したくないので
夜行バスに乗ってシーラーズへ行く事にしました。

2人に再会できるとイイナー☆

一人ぼっちになってしまったので
部屋でゴロゴロしてちょっと読書(*´∀`)マターリ

「死因」という洋書を読んでいました。
グルジアの日本人宿にいた日本人と
交換した本でサスペンスものです。

映像が浮かぶほど面白かったので
あのシリーズを全部読んでみたいと思いました。


朝8時半。
向かいのドミトリー部屋へ行って今日からの相棒に挨拶。

せっかくなので…と、出発までの一日一緒に観光する事にしました。
とりあえず私は一通り観光してるし、
どうせまたエスファハーンに戻ってくる予定だったので
最低限やっておきたい事をメモしておきました。


一日の予定(だったこと)

☆前日に作ったペルシャ文字で書いた名前のハンコを取りに行く
☆郵便局へ行ってハガキを出す
☆電話局へ行って母に電話
(イラン行きを最後まで止められていたので…あと父の安否確認)


彼も「昨日見られなかったモスクを2つ見たい」とそれだけだったので
まぁゆっくり観光できるかな~と思ったら…




なぜかハンコ屋休み!Σ(゚Д゚;) 



郵便局に行ったら「切手は取り扱ってない」と断られ…

Σ(゚Д゚ノ)ノ



広場にある切手専用の郵便局に行ったら
日曜日にも関わらず13時で閉まってて…

Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
(ちなみにイランの休日は金曜です)





電話局は「国際電話はかけられない」と言われ…


(゚д゚)ェェェェェェェェエエエ!!






つまり丸一日あったのに何一つ出来ず…il||li _| ̄|○ il||li




なんか疲れただけだったな~




そして新しい相棒(25)が医学生だと判明。
自分の好きな塚本高史系のイケメンですが…


「イラン人ってマジキレイだよな~日本人ってブスな奴は本っ当どうしようもないブスで見てるだけでムカついてくるから!」
と知り合ったイラン人にうんざり顔で話したりと、
ブスに対しての半端ない厳しさになんか落ち着きません…(・ω・;)

イケメンが言うから余計に感じてしまうのかなぁ…
ソワソワします。


彼の逆鱗ポイントが全くわかりませんが、
静かに生きていこうと思います…

25歳とはいえ、医者の卵だからか…学生だからか…
なんか青いです…その感情むき出しの姿が(・ω・)

決して悪い子じゃないので、
これから過ごす数日間が非常に楽しみです。


そんな頭のいいイケメンドクター(と心の中で呼んでました)は

「イランで革命を起こそうとしている凄い人物と接触してしまった…そのおじさんは国にパスポートを取り上げられてるけど、穴を掘ってイラクへ行って超高官と接触したんだって。このあと同じように穴を通ってパキスタンへ行って大統領と会談してくるんだって。自分もそのおじさんと同じように命を狙われてしまうかもしれない…でもそのおじさんの力になりたいと思ってるんだ…」

と真顔で言ってました(はぁと)


イケメン医師の今後の人生がどうなるのか気になります。
とりあえず馬鹿にしてる合コンで知り合った彼女をどのように捨てるのか…


気になります( ´_ゝ`)  



「俺、風俗嬢の友達超多いんだけど(なぜか自慢気)、ナンバーワンってほとんど看護婦なんだよ?知ってた?看護婦なんてクズばっかだよ。歯科衛生士にはキャバ嬢が多いんだぜ。そういう女って見てすぐわかるから絶対本気で付き合わねぇし。遊びでしょ、遊び。いい貢ぎになるし」

と偉そうに語ってたそのイケメンドクターに
「へぇ~!そうなんだぁ~」と大袈裟に驚いた姿を見せつつも



「そんなクズに騙されて結婚して一生転がされてしまえ( ´_ゝ`)」


と心の中で呟いた私は歪んでるのでしょうか…


イケメン医師(ドクター)とシーラーズへ行きました。

座席が40以上あるバスの中で、
なぜかイケメン医師の椅子だけ壊れていましたw
リクライニングが固定されず、
ずっと揺れていて眠れなかったらしくいきなり超不機嫌。

「なんだよこのバス会社!クソだな!」
イランでは最高ランクのボルボなのに…
そして沢山あるバスの中からお前が決めたバス会社だZO☆( ´_ゝ`)


「そうだねぇ~」と適当に流して寝ました。


早朝に着きすぎたので
ターミナルでチャイでも飲もうとお店に入りました。
席について荷物番をしてる間にイケメン医師がカウンターへ。
お金を渡すと「いいよ」とスタスタ歩いていってしまいました。

超不機嫌は続いていたらしく、
自分の分のチャイだけ買って戻ってきました…






てめぇ…(呪)





宿探しをしました。
1軒目はフルで、隣の宿を薦められました。
正直、高いな~と思いましたが、
イケメン医師はかなりお疲れだったのでそこに決定。

「チェックインする前に部屋チェックしようか?」と聞くと
「ダリィからいい」と言ってたくせに
部屋に入った瞬間、文句の嵐…w


しかも。
シーラーズでもチャイハネがことごとく閉鎖されていて
イケメン医師を更にイライラさせました。

イライラしてるくせに、
不味いイラン料理にどんどんトライして失敗ばかりするもんだから
どんどん不機嫌になっていきますwww


イケメン医師が寝ている間にひとり街歩きをしてきました~


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コーンにしょっぱい味付けをして売るスタンド


なんか見所っぽいので行ってきました
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傾いてるけどキレイ~

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入り口の絵のぬるさに脱帽…!


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中(有料)はメンテ中の庭と
シーラーズの歴史を物語る写真が展示してありました。


道に迷って着いたとこは…



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フ…フリマ…?

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イスラム教社会は男モノばかり…

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バザーは広いので何でも売っているようで
必要なものは意外と売ってない。


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お面も髪を隠してる…!?
さすが厳格なイスラムシーア派!(なわけないかw)


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外にいるのはいつも男。
子供も例外なく。


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刺繍屋…???
ずーっと縫い縫いしてました。


イラン人の娯楽といえばピクニックと映画。
国民は映画が大好きなんだそうです。

シーラーズには大きな映画館がいくつかあって
いつも若者が並んでいました。


ひとつ気になった事が…


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女優は必ずスカーフ着用。


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オシャレな帽子を被っていても
例外なく髪を隠すための布が頭に…

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芝生があればすぐピクニック

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イランではよく見かける光景ですが
ムスリマの二人乗りは最初見た時、衝撃を受けました。

モスクにも行きました。
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モスク内は壁や天井一面に貼られた鏡がピカピカしていて
祈りを捧げているシーア派が絶えず出入りしていました。
真ん中の格子がある四角い箱は募金箱というか…
寄付したお金がいっぱい入っています。

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コーラン

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お祈りの間は入り口から男女別々になっています。



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私も寄付してきました。

夜はライトアップされていて
巡礼に来ているイラン人などで賑わっていました。

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そんなこんなで中東の3Pと言われているひとつ、
ペルセポリスの遺跡を見に行きました。
結構楽しかったです。

ペルセポリス~
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広すぎて熱中症になりかけました…!
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イラン人にも写メは浸透していました~


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写メを見てハシャぐムスリマ…萌~


そしてヤズドへ移動。

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ヤズドで見つけたミッキー

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帽子掛け…?でしょうか…


「長時間乗るならボルボの方がいいんじゃない?」という私の言葉を遮り、
「早朝に着く方が辛いから時間がかかる安いバスにしよう」と提案。

B級バスだけあって、乗ってる人もB級なのは当たり前。
育ちの悪そうな若者にからまれて苦労してましたw

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ベビー服屋の看板はこんなんだし…

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街の至る所にこんな廃墟があってドキドキしましたが…



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ゾロアスター教神殿!


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1500年以上前から絶やされた事のないという聖火…
を写メするイランの若者達!
(信者かは微妙)



ヤズドと言えば…


ゾロアスター教の鳥葬跡!
もちろん、鳥葬の上で死体ごっこしてきました~♪

「顔無し(by千と千尋)」スカーフをして大はしゃぎです!


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これが鳥葬跡DA~☆



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人が写真撮ってるのにお構いナシにスタスタと進むイケメン医師。
せめてフレームから外れて歩いてくれ…


炎天下&湿度5%の中、歩くこと数十分…


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入り口~


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死体ごっこ~☆フッフ~


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テンションアゲ♂アゲ♂

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向かいの山も鳥葬に使っていたそうです~


旧市街を探検しました。
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イランの子供はポーズのせい?洋服のせい?顔がしっかりしすぎてるせい?
どことなくオヤジくさいです…


ヤズドでもチャイハネはことごとく閉鎖。
唯一開いてた高級レストランでランチがてらお茶でもするか~
と入ったのですが、不自然にチャイはメニューになし…
そこまでするか…政府!!

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入り口
お店は地下にありました~

インテリアの素敵なお店でした~♪
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イラン料理を注文。
不味くはなかったけど美味しくもなかった…orz


お客どころか人通りのないひっそりとした旧市街…


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で、糸を売るおじいさん。

落書きもアラビックだとなんか情緒があるように見えるのは
気のせいでしょうか…
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売り物…?
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結局トライ出来なかった公衆水のみ場。
ヤズドはコップ付きでした(持ち出し厳禁のヒモ付き)
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時間が余ったのでモスクへ。
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早くもモスクには飽きました…
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礼拝場で2時間ほど昼寝をして過ごしました。
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ヤズドには滞在せずに夜行バスに乗って
イスラム教シーア派の聖地、マシュハドへ行きました。
バスに関して超不運な彼にまたしてもチョイスを任せました。

イケメン医師曰く。
「○○社はイランで一番の会社だって現地人に聞いたから一回乗ってみたいんだよね~俺の憧れの○○社!これに乗らなきゃイランに来た意味ねぇし!」

○○社のブースがあったので切符を買いました。


まず出発時間になってもバスは来ず。



30分遅れでバスが到着。
予約していた席を無理やり移動させられ、
足が伸ばせない一番前の席にされました。

ボルボに乗ると当たり前のように出てくる
お菓子やジュースのサービスは一切なし。

走って5分でなぜか休憩。
乗客が慌てて降りて商店で水やお菓子を買い込んでいました。

嫌な予感…



深夜何度もバスが止まりました。

朝の8時には到着してる予定なのに、寝ても寝ても砂漠の中。
バスは警告音を鳴らして何度も止まります。

時計を見ると10時を過ぎていました。

イケメン医師の方を見てみるとイライラしながらも寝ています。


とうとうバスが完全にストップしてしまいました。
砂漠の中で。


出発直後からバッテリーの調子が悪かったそうです。


代えのバスとかねぇのかよ…イランいちの会社なんだろ…
とさすがにイライラしていたら
(イケメン医師にヤツ当たりしたかったな~♪)
しびれを切らした乗客がバスをヒッチし始めました…!

ものすっごい速度のバスを体を張って止めるイラン人達…
す…すごい!

「お前らも乗っちまえ!このバスはもう駄目だ!」
と後ろの席にいたオッサンに言われて
私たちもヒッチしたおんぼろバスに乗り込みました。



さようなら…
イランいちのバス…(・∀・)ノ


おんぼろバスに乗ったら追加1ドルも徴収されました…(怒)
席は2人がけを3人で使う始末…ハァ

イケメン医師は女・子供を優先に席を譲る周りのイラン人を無視して
サッサとイスに座り眠っていました…

アンタ、大したタマだよ…



どっと疲れて13時マシュハドに到着。
イケメン医師は一人でテヘラン行きのバスのチケットを買っていたので
そこでお別れしました。
「じゃ、お互いに元気で」と言葉を交わしました。
それだけ。
連絡先交換とか一切ナシ( ´_ゝ`)  



自分はホテルに一泊して聖地を堪能。


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