Հայաստանի Հանրապետություն Երևան
(アルメニア エレバン)

トビリシから夜行列車に揺られて17時間半。
アルメニアの首都、エレバンに着きました。

私たちが乗った列車はもっと汚かったです…

トビリシを出てすぐに見えた町並み。
トタン屋根が物悲しかったです…

駅に停車する度にオバチャンが柿やリンゴを売りに来ます。
バケツ一杯の単位なので私には多すぎて買えず…
アルメニアと言えば
ロ…ロンギヌスの槍…(*´Д`)ハァハァ
そして301年に世界ではじめてキリスト教を国教化した国。
ちなみに二番目はグルジアです。
何気にアルメニアに行くまで知りませんでした…☆テヘ
アルメニア語で「こんにちは」は「バレーブ」
中学の時一瞬だけバレー部だった私は、速攻覚えました。
(誰でも覚えられるか…)
国境でビザを取りました(30US㌦)。
てか…この辺の国境ではよくあるのですが、
国境警察がめっちゃピリピリしてて
ヤツ当たりに近い対応を受けて凹みました。
簡単に取れると聞いていたアルメニアビザですが、
職員が悪かったのか(そうとしか考えられないけど)
常に怒鳴られてました…
自分、大きな声は苦手です(ノД`)
まず極寒の中、1時間程外で待たされました(何の為かわからず)
そしてひとりづつ個室に連れて行かれました。
列車を降りてすぐ、軍人にパスポートを回収されたのにも関わらず
「パスポート番号を書け!」と怒鳴られました。
今度は「滞在先のホテルを書け!」と怒鳴られ書いたら
「ホテル、ノー!アドレス、ダー!」とロシア語混じりで怒鳴られ
仕舞いには「ビザ代の釣りなんかねぇ!」とキレる始末…
ぐぁああああぁぁああぁあヽ(`Д´)ノ
釣りがないってどういう事だよ!
何人からも30ドルを徴収してるならあるはずだろ?
お前の後ろのでっかい金庫は何に使うんだ!?
てかそれくらい用意しろや!!( ゚Д゚)ゴラァァ
…なんてキレるわけにもいかず。
私の前で怒鳴られながら手続きをしていたポルトガル人のオサーンは
「10㌦紙幣がない」という理由でなんと40㌦支払わされてました…
絶対にコイツのポケットマネーになるな…横暴だ!!
でも勿論、文句なんて言えず(・ω・)
私は宿で一緒だった日本人と一緒に列車に乗っていたので
2人分払いたいと申し出て100㌦支払い、
ポルトガル人のオサーンが支払ったばかりの40㌦を受け取れました。
でも最初は渡井の100ドル札を見てヒスを起こし怒鳴りつけました。
頭悪いな~と思いつつも、ポルトガル人の40ドルを指差し
「その40㌦をくれればいいだろう!」と根気強く粘った甲斐があったもんだ。
エレバンに着くまで電車の電気がつく事はなく(常に停電状態)
真っ暗闇、極寒と最悪の環境でした…
エレバンの駅

エレバンに着いて衝撃的だったのが駅前の町並み。

コレ

ギリシャでは絶対見なかった
ゴミ漁りをする猫(萌)
鉄道駅前にある一泊約3ドルの民宿に泊まっていました。
日本人が集まる宿です。
宿に行くと、あろうくんがいました…!!(・∀・)おぉ~♪
でも次の日にはイランへ行くとの事…残念。
一緒に電車に乗ったバイヤーが
蚤の市に行くと言うのでついて行きました(・∀・)
バイヤーはマターリと旅をしながら蚤の市へ行き
素敵な小物やら可愛いポストカードを買いつけて
日本でネット販売してるという面白い事をやってる人でした。
簡単に出来そうで今までやってる旅人に会った事ないです。
世の中、色んな旅人がいるんですね。
海外での買い物は大好きだけど、
お土産以外、人の分まで買おうと思った事ないな~(・∀・)ヘヘヘ
買い付けてきたポストカードはどれも可愛くて感動しました。
エレバンの蚤の市は、
街の中心にある「共和国広場」近くの公園でやってました。
満足な冬服を持っていない私達は、
標高の高いアルメニアを生き抜くために古着探しです。
グルジアと違い、かなり安いと聞いていました。
しかし…
安いどころか、古着ほとんど売ってません!
誰だ~!
1㌦でセーター買えるとか言った奴!( ゚Д゚)ゴラァァ
でもすでに肌寒いエレバンを生き抜くために
とりあえず毛糸の帽子を買いました。
1000ドラム…約3㌦です。
国の物価を考えたら高くないか…?
ちなみにこの国の蚤の市には
「値切り」という言葉が一切存在していません。
ニット帽って髪がペタ~ってなるから嫌いなんだけど…
昭和顔だから戦後間もない子みたいになって嫌いなんだけど…
でもあまりに寒いので買いました。
かぶってみたら結構可愛い♪
気に入りました(・∀・)
蚤の市では他にこれといった収穫はなし。
かなり大きな公園に所狭しと店が並んでいましたが、
ほとんどが錆びたネジとか蛇口とか切れて使えないコンセント。
売り子のジジ達は商売っ気ゼロでバックギャモンを楽しんでます。
公園の中をどんどんと進むと、行き止まりがなにやら騒がしい…
何だ何だと近づいてみると。
なんと大量のイヌネコが…!
蚤の市って犬・猫も売ってるの!?Σ(゚Д゚ノ)ノ
子犬や子猫はダンボールに入れられ、
ちょっと成長しちゃってるのは
檻に入れられたり鎖につながれています…

籠が小さすぎる…orz

これも「売り物」ですか…?
えー…
なんかとてつもなく辛い…(´・ω・`)ショボーン

「50%」とかダンボールに書かれてるけど…
まさか値段も書いてないのに半額宣言スか!?
((;゚Д゚))ガクガクブルブル
衝撃を感じたままにシャッターを切って歩いていたら
行き止まりには買い手用と思われる首輪と鎖が売られてました…
需要と供給が成り立ってるなぁwww

なんつー蚤の市だよ…
蚤の市では明らかに何年も売れてないものがよく並んでいますが、
「売れ残り歴10年」を感じる程、貫禄のあるデカい犬を見た時は
思わず笑ってしまいました。
(ちゃんと飼われてる犬だと思います)

「飼い犬」だよね…?ドキドキ
超巨大犬でした。
首都エレバンは中心地の共和国広場の半径1キロ以内のみ栄えてます。
あ、でも数年後に向けての都市開発が進んでいるのか
街の中心地でかなり大規模な工事をしていて
そこら中で大きなショッピングモールを建てているっぽいです。

ゴーストタウン風
この中心地で売ってないものは、
他のゾーンへ行っても手に入りません。
服屋は極端に少なく、ブランドと言えばベネトンくらいか…?
あとは御徒町っぽい服屋ばかりです。
街を歩く美女達はみんな市場で買った中国製のビッチ服か、
御徒町っぽいブティック(という言葉が本当にピッタリw)で買った
赤や黄色のビッチ服のみ。
本当にこの国に生まれないで良かったと思いました。
グルジアはトルコのブランドなどが入ってるせいか
美女達は日本に近いファッションでかなりオシャレでした。
日本で全く興味なかったベネトンですが、
ギリシャで薄いニットのカーディガンを買ってから気に入って
ちょくちょく見に行くようになりました。
表参道店の1/30くらいの品揃え。
あり得ないくらい商品が少ないです…!
空き棚ばかり。
誰も買わない(買えない)のでしょうか?
アルメニアのサッカー代表ユニフォームでも見に行くか、と
オフィシャルスポンサーであるアディダスショップに入ってみたら
店の半分は空き棚…(゚Д゚)
そしてなぜかウィンターセール開催中…
ポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン…
しかも売ってるのはエクアドル代表ユニやら
マラケシュ(モロッコ)Tシャツ…
肝心のアルメニアもの一切なし(゚Д゚)
宿に戻りニット帽をとったら、
髪がペタ~ってなってました…orz