España Madrid
(スペイン マドリッド)

車を返してセビリヤからマドリードを目指しました。
バスで6時間かけてのんびり行くつもりだったのですが、
セビリヤにはバスターミナルがいくつかあってどれなのかわかりません…
どっと疲れていたのと、あんまりのんびりしてマドリッドに着くのが夜遅くなったら大変危険と判断し(私達はマドリッドに大変怯えていました)、電車で行くことにしました。
ルートはひとつ。AVEです。
AVEとは日本でいう新幹線のようなもの。
なんとマドリッドまで2時間半で到着です。
でも…
高いんです(ノД`)
あぁぁあああああああああああ…ヤダ!!
でもこんなとこで節約して夜遅くにマドリッド着いて
ソッコー強盗にあってもバカらしいし…
怖い思いするのは嫌だし…
て事でAVEに乗ることにしました。
100ユーロ超え!!ギャフンッ
こういう局面でお金をバーンと使う時は
「お金ないわけじゃないし!」と思うようにしていますが
心のどこかで落ち込みます。
私はマドリッドに怯えていました。
2002年に旅をしていた時、マドリーはヨーロッパ一危険な街と噂されてました。
日本人をピンポイントに狙った首絞め強盗は、
夜間だけでなく昼間だろうと人がいようと被害者続出。
2004年に訪れた時は、あまりの怖さに
せめてプラド美術館だけ行ければいいやと0泊を決行。
しかし、私がついたその日はなんと休館日でした!(゚д゚)ジーザス!!
街ではガタイのいい白人男ですら、
リュックを前にしょって両手で押さえてるという警戒ぶり。
てか基本的にみんなカバンを抱えていた印象が…
ガイドブックや地図を出してる観光客もほとんど見ませんでした。
店はナポリの格子以上に頑丈な格子があり、
高級店だとシャッターが閉まってる店もありました。
(入りたい時はチャイムを鳴らす)
その異常さにビビッた私はカメラを出せずに観光終了。
その後、チェコの小さな町で出合った絵描きの旅人は
クリスマスにマドリッドで首絞め強盗の被害に遭ったし
地下鉄に乗れば窃盗団に囲まれてモミクチャにされたし
自分の周りにも何人か被害者がいたよと話していて
真夏だったのに身震いしました…
その絵描きさんとは今でも仲良しで
東京に来た時に会ったり、私が倉敷に遊びに行ったこともあります。
そんな恐怖の街、マドリッド…
Kさんも怯えて行きたくないと言ってましたが
(もっと怖いボリビアとか行ってたくせに!)
どうしてもプラド美術館に行きたかった私は
魅惑のおねだりで(ウソです)なんとか行ける事になりました!
やったー!ヽ(・∀・)ノ ワチョーイ♪
でも長居は無用、2泊3日です!
すでに王宮もマヨール広場もレティーロ公園もスペイン広場も行ってるからEもんね~
ひとりだったら絶対マドリッドに泊まれないけど仲間がいれば大丈夫…
私の末っ子根性がちゃんと計算していました。

これがAVEだ~(・∀・)
2004年にスペインで起きた列車テロの影響なのか
(↑ちなみにこの日、私と母はバルサにいました)
AVEのホームに入るのにまずひとりひとりチケットチェック、
荷物をX線の機械に通しました。
裁判所とか空港にある、アレです。

入り口でもひとりひとりチケットをチェック。
あっという間にマドリッドに到着~♪

巨大な赤ん坊の頭が出迎えてくれました☆
あまりの怖さになるべくマドリッド内を動きたくなかった私達は
プラド美術館の近くのホテルを選びました。
幸いにも駅の近くです。
さっそくプラド美術館へ行ってみるとすごい行列でした。
なんとプラド美術館は18時以降無料になります!おぉ~
混んでてウザいかな~とも思いましたが
中はめちゃくちゃ広いのでそんな苦痛全く無かったです!
改めて日本の美術館は混み過ぎだろ…と思いました。
あまりの広さと作品の多さに
20時の閉館までに全部観る事は出来ませんでした…
しかししかし。
次の日の日曜は、1時間早い17時から無料だと言うじゃないですか!
こりゃ明日も行くっきゃないとテンション上がりました~
この日は気分よくなって美術館近くのバルで酒飲んでタパスを食べました。
美味しかったのですが、料金が…
目玉が飛び出るくらい高くてビックリしました!
ここは銀座の高級寿司屋かよ!(゚Д゚)
物価の安い南から来たからそう感じるのは仕方ないのかな…
よく考えたらここ首都だし(・ω・)
若者が集まり安いタパスが食べられる
プエルタ・デル・ソルという地域に足を踏み入れました。
緊張。
行ってみると観光客が楽しくお酒を飲みながら
タパスを食べていたので私たちも楽しめました~
いいですね、タパス文化…(*´∀`)
ウロウロしていたら物産展みたいなのをやっていました。

シードラを発見!
バスク地方の地酒、りんご酒です。
あぁ…
バスク行きたかったなぁ…
次回次回。
次の日も美術館巡り。
あのピカソのゲルニカが置いてある
「ソフィア王妃芸術センター」が土曜は14時から
無料になるという情報をゲットしたので
まずはソフィア王妃芸術センターに行きました。
目当てはゲルニカだけだったのですが、
面白い現代美術もたくさん置いてあったので楽しめました。
そして17時からプラド美術館へ行って作品を全部観て
バルでの飲み歩きに行きました~
帰り道はドキドキでしたが、トラブルなくホテルに戻れました…ホッ
さぁ、恐怖のマドリッド出発です。
マドリッドではカメラを持ち歩かなかったので写真は全くありません。
この先まだまだ旅は長いのにカメラ盗まれたら切ないので…
すでに旅の達人Kさんがバルセロナで
ノートパソコンとデジカメ盗まれてるしw
バルセロナへ移動しました~
飛行機だと78ユーロとそんなに安くなかったので
27ユーロのバスで行くことにしました。
早起きして朝の8時にバスターミナルへ行きました。
バルセロナ行きは15時までチケットがないと言われ速攻鉄道に変更。
意外にもマドリッド-バルセロナ間が開通したのは
2008年2月20日とつい最近のことでした。
長蛇の列に並びチケットを買いに行ったら
早くても12時半までいっぱいだと言われ…
3時間半、恐怖のマドリッド駅で待つことに。
怖くてずっとカフェにいたけどw
チケットは約110ユーロ。
目玉が飛び出ました。
でもこの時1ユーロ135円まで落ちたんです!きゃー
ご飯が10倍美味しくなりました。
出発の時、1ユーロ156円だったのでこりゃ安いと思い
手持の30万を全部ユーロに変えてしまったので
まだまだ手持でユーロ残ってますが
買い物はカードでしてました☆(σ・∀・)σ
まさかユーロがこんなに下がるとは!
マドリッドはテロがあった場所だからか、
より厳重に警備されていて乗るまで時間がかかりました。

まずこの長蛇の列!

駅の2階は最近AVEを中心に長距離列車の出発ロビーとしてリニューアルされたそうです。
乗車券を持った人のみ、荷物検査の後にしか中に入れません。
スリや置き引きの被害が減っていいかもしれないですね~

チケットを確認されたあと、
長いエスカレーターに乗ってホームに下ります。
空港並みの厳重さです。
職員さんもイタリアと違いキビキビと働いていました。

でも2等車はこんなもん。

全員にイヤホンが配られます。
映画を観てのんびり過ごしました。
スペイン語で英語字幕でしたが…hahaha
約3時間後…

バルセロナ・サンツ駅に到着~♪
ただいま!バルセロナ!
トレドにもクェンカにも行けなかったけど…
次回に行けばいっか。