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2008年09月17日 (水) | 編集 |
2008年9月


Repubblica Italiana Alberobello
(イタリア アルベロベッロ)
800px-Flag_of_Italy_svg.jpg


アルベロベッロ…
こんな愉快な村の名前に加えて
トゥルッリ (trulli)なるメルヘンなお家を見てしまったら
誰もが行きたくなる場所だと思います。

しかし…
6年前の私は「観光客で溢れて村の良さなし!」なる情報を聞き
アッサリ行くのをやめてマテーラやレッチェへ行ったのでした。
観光客が多くて嫌とか…若いですね(照)

荷物をホテルに置いてツーリストインフォメーションへ。
駅に行くバスがどこから出るのか確認したかったので…

しかし、ちょうどツーリストインフォメーションが閉まるところで
2人のオッサンがシャッターを閉めながら話していました。


「もう閉まっちゃうの?」
「(肩をすくめて)15時にまた開くから来なさい」


( ̄□ ̄;) ガァン!!


15時まで待てないよ…
ただでさえホテルに荷物置くだけで時間かかったのに…


しかし私は見逃しませんでした。
私が「チャオ」と笑顔で挨拶したら
「チャオ ベッラ(←美人の意)」
とヘラヘラ言ったことを…(・∀・)ニヤリ



こりゃいけるな、と思い
「駅に行きたいんだけど…」と図々しくも質問すると
(ちゃんと末っ子根性丸出しで甘えましたyo)


すると予想外の展開が…
「駅に行きたいの?」
「うん」

「バスに乗る必要はないよ」
「なんで?」

「私はちょうどこれから駅に行くところだから送ってあげるよ」


(・ω・)………。


マジ?
でも知らない人の車に乗るのは…
あ、でもインフォメの職員だし駅ならすぐだし…


と数秒悩んで車に乗せてもらうことに。
つたないイタリア語で自己紹介。


「ところで駅に行ってからどこに行きたいの?」
「アルベロベッロだよ」

「今日!?」
「うん」

「電車はあるか知ってるの?」
「14半くらいにあると思うから急いでるの」

「君が良ければ私の車でアルベロベッロまで連れて行ってあげようか?」



(;゚ Д゚) …?!



さすがに開きかけてた心も一気に閉ざし
思いっきり疑いの目になってしまいました。


話を聞いてみるとこのオッサン、全然インフォメの人じゃありませんでした。
なんと陶磁器会社の社長さん。
お土産としても売られているので
陶磁器やパンフレットをインフォメに置いてるそうです。
そしてこれから自宅に帰るところで
その通り道にトゥルッリがあるとのことでした。

車に積んであった陶磁器や会社のパンフレットを見せられました。

しかし1回閉ざした心、なかなか信用できません。
オッサンは携帯で日本人女性M子さんに電話しました。
ガイドをやってるお友達なんだそうです。

M子さんは非常にサバサバした方で
「大丈夫、その人ね大きな会社の社長さんだから。有名な高級陶磁器でローマにも店とか出してるのよ。奥さんも子供もいるし変なことしないはずだから。絶対大丈夫!ずっと一緒にいるのがどうしても苦痛だったら車降りていいと思うけど、世話になって損はないと思うよ!」
と説明されました。

この女性とオッサンがグルなってたらそれまでですが
もういいやと思いアルベロベッロまで連れて行ってもらうことにしました。


1時間半ほどして…

変換 ~ DSCF1710
アルベロベッロに到着~♪

「私はご飯食べるけど一緒にどう?」と聞かれたので
断りにくくなりついていくと、M子さんがいました。


連れて行ってくれたレストランの食器や内装に使っているお皿は
オッサンのところのものらしいです(・∀・)スゲー
とっても素敵なレストランでした(*´∀`)♪

ミラノの金持ちマダムなどが来ていました。
M子さんの話によとマダム2人はゴルフに来ているそうです。
この近くに超高級ゴルフ場があるんだとか。


変換 ~ DSCF1713
ワインに合う小皿料理でした♪


ゆっくりご飯を食べて解散。
トゥルッリを見てまわることにしました。



変換 ~ DSCF1732
教会もトゥルッリ系。
この村から移民して成功した人の寄付で建てられたそうです。


M子さんとお喋りしててわかったのですが…
私がマテーラで見て欲しい!と思ったのは笛でした。

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これ


M子さんのお話によると、この地域のものなんだそうです。
毎年笛の大会が開かれていて、南イタリアに住む作家さんとか
他の国からも参加があるのだとか。

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このお店はなんと笛屋さん!
M子さんがオススメしてくれたお店です~♪

私が欲しいと思った笛は、今回優勝した作家さんの作品でした!


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お店一面笛…!スゴーイ☆

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これ、全部笛ですよ~♪

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これも笛!可愛い~♪

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どれも欲しくてハァハァしてました。


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ひとつひとつ手作りなので微妙に違うんです

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色も違うし優柔不断の私には選びきれません…!

まだ旅の始まりだからいっぱい買うわけにいかず…
高いものは100ユーロ超えるものもいくつかありますが
私は45ユーロのと30ユーロくらいの笛を2つ購入しました。


変換 ~ DSCF1720
あれ?孫悟空!?

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有名キャラクターの笛がたくさんありました!スゲー

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この作品は政治家などを使っての風刺作品なんだそうです。
(M子さんに色々と意味を教えてもらいました)

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このセンス…日本にはないですよね…

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ものすご~く馬鹿にしているのはわかりますw


ちなみに全部ちゃんとした笛です。


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このキャラクター、いかにも外国のセンスです。
全然可愛いと思えない…

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むしろ気持ち悪い…
なんかイラッとしますw

これもちゃんとした笛です。


大満足でお店を出ました。

この日は雨は降るし霧のせいでとても寒く
青空でトゥルッリを見られなかったのは残念ですが
楽しんで散歩してきました~

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これはポストカードにもなってる有名なお家です。
屋根の絵が可愛いです~
ちゃんと意味があるらしいです。

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どの道を歩いてもトゥルッリ!

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小道を歩いてもトゥルッリ!

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路上に停めているバイクとか見ると、
本当にここで生活してるんだなぁと思います。

変換 ~ DSCF1746
バーやカフェがありましたが騒がしいことはなく
むしろのんびりと時間が流れてました。

変換 ~ DSCF1742
地元の子供たちが遊んでいました。
意外にもスレてなくて可愛らしかったです~♪

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石畳の大きさが違うのには何か理由があるのでしょうか…

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表通りはお土産屋がいっぱいでした~


変換 ~ DSCF1750
生活感があるようなないような…
不思議な町です。

変換 ~ DSCF1753
あっという間に町が終わってしまいました。


変換 ~ DSCF1755
サッカーチームのデザインが加えられた
お土産用のトゥルッリ。

なんかちょっとガッカリ…w
ロシアでロナウジーニョのマトリョーシカを見た時のようなwww




変換 ~ DSCF1759
薬局があったので痒み止めを買いに行きました。
店員さんに痒い部分を見せると頷いて薬を出しました。


蚊の絵が描いてるけど…

「蚊なの?」と聞くと「うん」と自信たっぷりに言われましたが
思ったとおり全く効きませんでした…


日本から持ってきたムヒはイタリアの南京虫に効かず期待しましたが
イタリアの薬も効かず残念すぎました。


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帰りの切符は短距離専用。
小さくてバスの切符に似ています。


変換 ~ DSCF1757
バーリに帰りました~
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