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2007年12月22日 (土) | 編集 |
2007年11月

Լեռնային Ղարաբաղ 
(ナゴルノカラバフ)
Nagorno-Karabakh.png



ナゴルノの見所は「廃墟」だけあって廃墟だらけ!
首都以外は廃墟マニアにはたまらないんじゃ…と思うほど廃墟でした。

一番でかい廃墟、アグダムに潜入しました。

「民族浄化」という暗い歴史…
アグダムは首都ステパナケルトの北26kmの地点にあり、
保障占領地にある事実上の最前線です。
民族浄化により完全に無人・廃墟となった
数々のアゼルバイジャン系の町の中でも最大規模の町だそうです。

5万人住んでいた街が廃墟となっただけあって
ものすごく広い廃墟でした。

現在は最強に仲の悪いアゼルバイジャンとのピリピリ地域なので
基本的にタクシーを降りる事は許されず隠れて撮影してきました。

てか、本当は外国人は入れません。

しかし、不思議な事にそこら辺をウロウロしてる
暇そうなタクシードライバーに声をかけると行けちゃいます。
ちょっとのワイロが必要ですが(・ω・) 

仕事のない彼らにとって「アグダム行き」を止める人などなく
むしろやる気満々でふっかけてきます。

トビリシで知り合った旅人にタクシー料金を聞いていたのですが
その値の3倍から値段交渉が始まりました…orz

タクシーでアグダムに入りました。
2回だけ降りることが出来ましたが数秒だけ。
しかも軍人らしき人間がこちらに寄ってきたので慌てて退避。
タクシードライバーも怯えてるので
諦めてステパナケルトへ戻りました。


タクシーも廃車寸前…?
7940.jpg


入ってすぐ目に飛び込んだ「民族浄化」の傷跡…
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7938.jpg

5万人住んでいたとは思えない静けさです

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美しい教会の壁画もボロボロでした

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建物も破壊されつくしています

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静寂に包まれていました

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たまに車を降りて撮影させてもらいました

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ここには人が住んでいたのでしょうか…

7966.jpg

見れば見るほど無言になっていきました。


ほとんどタクシーの窓から見る事しか出来ませんでしたが
見渡す限りの廃墟を見て民族浄化という
恐ろしい現実に触れる事は出来ました。
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