Србија Београд
(セルビア ベオグラード)

ブダペストから列車でセルビアへ。
15分遅れで列車到着の合図が出たのでホームへ向かいました。
めっちゃ汚い電車が1車両だけ止まってました。
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
…え、これ?
私の後ろにいたバックパッカーも
「Oh………エブリバディ?」
と驚愕しています。
これに全員乗り込めってのか?無理だろ。
わずかな希望に望みをかけて欧米人が車掌に質問。
「この列車はベオグラードに行くのかい?」
「イエス、イエース。ベオグラード!(ニコッ)」
ェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェ
「おいおいマジかよ。俺達を殺す気か?」
「地獄行きだな」
「殺人列車だぜ」
とアメリカドラマのように笑いながら皮肉ってるのが聞こえてきて
思わず噴出してしまいました(´∀`)
本当にそういうの言うんだぁ~w
ちなみにその20分後、ちゃんと6車両追加で来ました。
でも一体なんだったんだろう…
出発も相当遅れたし…わからん。
多分誰に聞いても解決しなかっただろうな~w

首都、ベオグラードの中央駅
ガイドブックを持ってないので着いてから知りましたが
セルビアはキリル文字の国でした。
キリル文字萌え~(人´∀`).☆.。.:*・゜
そして軽く後悔しているのですが…
ガイドブックがないが為にNATOの空爆の跡を逃しました…
めっちゃ近くに滞在していたのに…チッ
私が持ってたロンプラには載ってなかったけど、
やっぱり欧米人はそういう負の遺産を見たくないのかな。
セルビアなんて日本からは想像も出来ない国だったけど
駅に着いてゴミ漁りをする子供、路上に横たわる酔っ払い、その異臭、
ものすっごい排気ガスを出すボロボロのバス(壊れてドアがない)などを見て
「あ~東欧に来たなぁ~」としみじみ思いました。
なんかルーマニアに似てる。
で、朝の7時半に着いたけどとにかく暑い…
40度超えたそうです…死ぬ。
宿はブダペストでビラを見つけたトコを訪ねてみました。
その名も…
モンスターホステル( ´,_ゝ`)プッ
モンスターを意識してるのか(いや絶対そうなんだけど)
なんかおどろおどろしい字で地図とか書いてます。
バスルームも悪魔でいっぱい☆ワォッ
扉を開けると太っちょの男が出てきました。
上半身裸でハーフパンツを穿いて裸足。
髪はソバージュで腰までのロン毛をひとつに束ねています。
BGMは遠慮がちな音量で(まだ早朝なので)メタリカ!!
モンスターってか、ヘビメタホステル…?
壁一面にアメコミのでっかいポスターが貼ってあっていかにもでした。
フィンランドの英雄、ローディはいませんでした…
自称モンスターなのにセルビアでは認められずw
このレセプションは体がデカいもんだから
お腹が邪魔して立ったり座ったりする度に
テーブルにお腹がぶつかり私に入れてくれた紅茶がこぼれますw
チェックインの手続きが終わると
「まだ朝早いから…」と映画ハンニバルを一緒に観る事に…
映画は英語でキリル文字の字幕でしたが、
日本を出る前に読んできた「ハンニバル・ライジング」だったので
内容を知ってた分、問題なく楽しんで観る事が出来ました~♪
「ベッドに案内してあげる」と言われついていくと
1つのベッドに下着1枚で寝てる男女…
テラスのソファーでパンツ1枚で寝てる男…
床に転がってる男多数…
この宿大丈夫なのか…!?
部屋はロフト部分もあって、
私はロフトに案内されました。
私ひとりでロフト占領です♪
セルビアのお家もヨーロッパと同じで天井が高いので
ロフトと言っても普通の2階くらいの高さ↓

とりあえずどこへ行こうかとベッドで横になったら
そのまま17時まで寝てました(゚Д゚)ガーン
だってあまりに暑かったから…
建物の中は石造りで涼しいし、
心地いい風が入ってくるもんだからつい…
夜に観光しましたが、チェコやハンガリーと違って
めっちゃ目をギラギラさせた男がウロウロしていて怖いので
暗くなったらすぐ宿に戻りました。
部屋に戻ると誰もいなくなっていて私だけの部屋になってました。
次の日チェックアウトし、荷物を預けて街を観光してみました。
暑いのでアイス食べまくりました(・ω・;)
この国アイス安くて最高です~
EUと同じアイスが半分の値段で買えます♪ワーイ
しかも5mに1軒くらいアイス屋台が出ていました★

パラソルの下は全部アイス屋さんです~
まだ道路に大きな穴が開いてたり
店の商品が少なかったりと首都らしさゼロでしたが、
街一番の中心地には人が沢山いました~

休日の中心地

街の中心にカフェが結構ありましたが、庶民にはまだ高めなのか
みんな外でボ~ッとしたり、安いアイスを舐めたりしていました。

誰が買うのか風船屋さん
(みんな貧乏なのに…)

路上ではオバチャンがレースを売っています

毎日どこでもフリマ状態
中心地からちょっと脇道に行っただけで
家はこの状態…


お店の可愛いドア。
既に閉店して時間が経ってるようで店内は汚く
何屋さんかわかりませんでした~
本当にEUに加盟出来たの…?
疑問で一杯です!
市民の憩いの場、高台の公園に行きました。
ベオグラードを一望できます。

でも目の前に広がるのは工場地帯で萎えます('A`)

キレイに整備された公園

ジャズを聴きながら芝生でくつろぐ市民

ベンチがたくさんあって
カップルがくつろいでいました~

噴水で溺れてる犬
トラムの女運転手にしつこくナンパする男

裁判所にも行きました。
セルビアには日本大使館はないので
インフォメーションに行って場所を聞いていたのですが
お互い中学生レベルの英語だった上に
「裁判所」という単語を知らなかったようで全く伝わってなかったらしく
裁判所でなく王宮の場所を教えられていました…
そうとは知らずにハシャいで王宮のポストカードを
大量買いしてしまいました…(呪)
傍聴マニアのお友達に配ろうと思って大興奮だったのに…(呪)
現地の人に道を聞けるように現地語で書いてくれと頼みました。
でもこの字…どう見てもキリル文字じゃない…orz
指摘するとキョトンとした顔で下に書き直しました。

裁判所はめっちゃデカくて汚かったです…
そして職員が怖かった…
偶然にも宿の近くに裁判所があったので何度もここを歩いていました。
あまりの雰囲気の悪さに
「何ここ…病院…?こんなとこ入ったら間違いなく死ぬわ…コェー」
と通るたびに思ってましたw
あんな雰囲気の悪いとこが裁判所だなんて…
やたら負のオーラが出てるな~と思ったら
戦争中(おそらく内戦)に大量のベッドが置かれ沢山の人が運ばれたとか…
じゃあ死んだ人も多いって事…?
((;゚Д゚))ガクガクブルブル
ホステルのすぐ裏の道は「空襲通り」って呼ばれるくらい
NATOの空襲が凄かったらしいし…((;゚Д゚))ガクガクブルブル
ちなみに今でもボロボロ地帯です。
負のオーラ出まくってるわけだ。

不気味な雰囲気の裁判所~
この先に空爆の痕が残ったビルがあります~

負のオーラがプンプンします!

住所はここです~

潜入してみました~♪

階段を上がると左側に
ベンチとちょっとした広場があります~

広場には裁判所でよく見かける
何かを象徴したそうな謎の銅像が…

右側にはガラス張りの廊下が見えます

入り口にあった荷物検査用のX線です~
建物内は他の国同様、とても薄暗かったです!

表示は全てキリル文字です~
「裁判所」って単語はロシア語と同じなんですね~
入り口のガラスにはしつこいくらい張り紙を貼っていました。

禁煙~!

危険物の持ち込み禁止~!
Σ(゚Д゚;)
ハ…ハーフパンツ禁止ですか!!

ハーフパンツ禁止を意味する張り紙…ナゼ!?

ガラス張りなので裁判所の中は丸見えです♪
貧乏国なのにガラスはめっちゃキレイに磨かれてました~

この警備員にめっちゃ怖い顔でシッシッとやられたので
起こられる前にソッコー逃げました~★ゲヘヘ

東京地裁と同じで建物内に郵便局がありました~♪
ポシュタって書いてます~

裁判所を意味する文字…ロシア語DA!!
そして夜行列車に乗ってソフィアへ。
9時間半で1520円。安っ!
やっとこういう地域に来たんだなぁ~しみじみ。
ちなみにセルビアでマックのセット500円切りました!ワーイ
やっと日本と同じくらいになったか…ハァ
21時出発なのに何故か1時間押して22時出発。
車内はもちろん冷房をつけてなんてくれないので灼熱地獄。
それでも早めに列車に乗って席をゲット。
ボックス席になっているのでイスを3つ使うと
体の小さい私にはちょうどいいベッドになります。

汚いイス…
されどまだ東欧、これはかなりキレイな方です。
速攻寝ました(・∀・)
セルビア内で2、3度起こされて切符のチェック。
起きる度に知らないオッサンがもうひとつのイスで寝てて驚きました。
パスポートコントロールがないまま到着予定の6時半。
ハッと目が覚めました。
周りを見ると誰もいない!
列車が止まってる!
ここどこ…?
ソフィア…?
でもСОФИЯの文字は見当たらず…
急いで荷物をまとめていたら警察が入ってきました。
Σ(゚Д゚ノ)ノ ヒィッ
…な、何ですか(゚Д゚;)ドキドキ
警察「パッスポートコントロォール!(ニコッ)」
まだセルビアかよ…il||li _| ̄|○ il||li
どんだけ遅れてるんだ…
暇だったので「世界の車窓風」に…

さっきの警察が遊びに来ました。
仕事はいいのか…?
私のデジカメを珍しそうにいじってます。
あぁ…どうか壊さないでくれ…
ワイロとして要求されたらどうしよう…
少年のように目をキラキラさせてデジカメで遊ぶ警察官を
こっちは冷や冷やして見ていました。
警察官
「君の写真撮ってもいい?」
(゚Д゚)ハァ? 私????
私のカメラで何で私を撮るのよ。
で、撮られた写真↓

(゚Д゚)暗っ!!
本人達は満足気に私の部屋を出て行きました…
そして見えてきました、懐かしのこの駅!
3年ぶりDA!

ソフィア中央駅
2時間遅れでブルガリアの首都、ソフィアに到着。
宿に着くと、日本からの荷物が届いてました!
ガイドブック~!(ギリシャとトルコ)
ヒョウ柄の下着~!(さようならTバック!)
ポカリ~!(熱中症の強い味方!)
痛み止め~!風邪薬~!フッフ~
あ、書き忘れたけど
セルビアの裁判所は警備員に
「セルビア人じゃないから入るな」と言われました(はぁと)

セルビアの顔文字デス