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2007年12月21日 (金) | 編集 |
2007年 8月

Bundesrepublik Deutschland Hameln
(ドイツ ハーメルン)
Germany.png




カイくんとお喋りに夢中になってしまい
朝2時間だけ寝てハンブルグを出ました。

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ドイツでは犬と一緒に電車に乗れるので
こんな可愛い犬に遭遇する機会が多くて萌えます(*´ω`)
どの犬もとてもいい子で大人しくしています~

木組みの家が有名なCelle(ツェレ)という街へ移動。
300年の歴史を持つ切妻屋根が立ち並んでいます。

メルヘンな町並みでした!

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ドイツの街はポップな落書きが多くて密かに撮りためています♪
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街自体はかなり小さいので数時間散策をして
Hameln(ハーメルン)へ移動しました。

ハーメルンの笛吹き男で有名なハーメルンです。
自分、グリム童話は大好きです。


この街に着いて事件は起きました…


ユースホステルに泊まろうと思い、
バスを降りたら住宅街で看板なし。
高級そうな家ばかりで人が通る気配なし。

仕方ないのでちょっと大通りに出て道を聞こうと思いました。
でもリュックが重い…

北欧はずっと物価が高くて荷物を日本に送れず
おみやげなどがどんどん増えて重くなる一方でした。

なのでバス停にリュックを置いて
チェーンで固定して鍵を2個つけて大通りへ行きました。
いつもは絶対にこんな事しないのに…


で、5分もしないで戻ってきたら消えてました…



バックパック盗む奴がいるなんて…(((( ;゚д゚)))アワワワワ
ここはドイツだよ?
しかも田舎だし、貧乏そうな奴いなかったし…
(空き瓶集めのジジババとかパンクとか)

めっちゃ驚いてとりあえず近くにいた
小奇麗なジィ様に話しかけました。

私「あそこにあったデカいリュック知らない?消えたんだけど…」

ジィ様「知らん」


だよね~orz
他に人が通る気配もなく近くの公園を探しましたが見当たりません。


黒人のカップルがこっちに向かって歩いて来ました。


私「すみません…私のリュック見ませんでしたか?なくなりました」

黒人「ええええぇ!?ここで?何があったの?」


ホステルを探していて道を聞きに行くために
バス停に荷物を置いてしまった事など説明すると

「おぉぉぉ…(首を左右にゆっくり振ってものすごい落胆顔)」


黒人男が近くをもう一回探してくれたり、近くの人に聞いてくれました。
しかし、黒人とアジア人が話しかけても
怪しい目で見るだけで通り過ぎる裕福ドイツ人達…

人種差別~☆ヘヘヘ

そしてさっきのジィ様が再び登場。

黒人男がドイツ語で事情を説明すると
やっと事態を飲み込めたようで(さっきはわかんなかったのかYO!)
大変心配そうな顔をしていました。

ジィ様の奥さんまで家から出てきました。
ジィ様に事情を聞いて驚き天を仰いでます。

4人がああだこうだと話しています。
時々私に「ドイツにはいつ来たの?」「ハーメルンにはいつ来たの?」「ここにはどのくらい滞在する予定だったの?」「いつ日本に帰る予定だったの?」などと質問してきました。

念願のシベリア鉄道に乗ったし、
白夜も体験できたので今回の旅の目的は果たしてたので
「もう日本に帰ろうかな…」と呟くと
4人全員が「ノーノーノーノー!!」と断固反対。

「あなたが今、日本に帰ってしまったら今回の旅はとても辛くて嫌な思い出のまま終わってしまうでしょう?それは絶対にいけない。それにこんなハプニングでドイツを嫌いになって欲しくない」
と力強く言われました。

4人が話し合った結果、黒人女が
「あなたが泊まりたいホステルにはこれから連れて行ってあげるから
寝るところは安心しなさい。
それで今日は日曜でどこのお店も休みだから(外国は不便です)、
明日の朝、私がホステルに迎えに行くから一緒にリュックとか服を買いましょう。安いお店に連れて行ってあげるから安心して。今日泊まるホステルまでは彼ら(ドイツ人老夫婦)が車で送ってあげる」
と言ってくれました。


……(・ω・)ダンケシェーン


更に黒人女が
「そうだ!私、カバン2つ持ってるから明日あげる!だから買う必要ないわよ。洋服もいくつか持ってくるからね。あなたは何も心配する事ないの。ノープロブレム」
と優しく言ってくれました。



…………(・ω・)




(´;ω;`)シクシク




みんなの優しさに泣いてしまいました。

今会ったばかりの日本人旅行者にこんなに優しくしてくれた事に感動です。
4人はそれぞれ抱きしめて泣いてる私を励ましてくれました。
外国人らしい励まし方です。


んで、なんとドイツ人のジィが
「これで明日買い物をしなさい。ドイツ人はみんなグッドピープルなんだよ」
とウィンクして100ユーロもくれました。



ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!



今思い出しても涙が出ます~
見ず知らずのドイツ語も喋れない日本人に
なんでみんな優しくしてくれたのかわからないけど、
自分も困ってる人に優しく生きていきたいと思いました。


更に。

黒人カップルが
「やっぱりアナタうちに来なさい。それで明日一緒に買い物に行きましょう♪」
とお家に招待してくれました。

めっちゃデカくて綺麗な家でした。

そして私が落ち着いたらハーメルンを案内してくれて(観光しましたw)
おうちで一緒にご飯を食べました。

一緒にテレビを観てお喋り。
黒人男はセネガル人で黒人女はガーナ人だそうです。
なので言葉の違う2人は英語で会話。
私もなんとか入れました。

もらったパジャマは金色でサテンのようなツルツルの生地…
黒人の彼女にはピッタリでしたが、私には全く似合いませんでした…

洋服もいくつかもらいました。
これまた日本では絶対に着ないであろうデザインと色です。
鏡に映る自分に驚愕しました。


黒人男が
「荷物を盗まれてしまって、明日買い物をするので到着が遅れるけど予約キャンセルしないで欲しい」
とドレスデンの宿に電話してくれました。
非常にありがたい。


月曜日、大急ぎで買い物をしてとりあえず荷物は揃いました。

てか…
リュック小さっ!(゚Д゚)

普通サイズのリュックに買い物した服やバスタオルが全て入りました。
はじめからこれで旅行できたのね…


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リュックはドイツで生まれたものだそうです☆

足りないものは徐々に集めていこうと思います。
(ガイドブックと化粧品は無理だけど)

ドレスデン行きの列車に乗っていたら
ソーセージをパクついてるドイツ人が多数いて笑えました。
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ドレスデン中央駅に到着!
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想像以上に美しい街でした~
ドイツ素晴らしいっす。
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美術館と教会を堪能。


ドレスデンの宿で知り合った日本人女性に
化粧水やら乳液のサンプルをいただきました。

めっちゃ嬉しい!
私は幸せ者です~(*´∀`)


それにしてもこっちでパンツはほとんどTバック。
私…トライしてますが、なかなか慣れませんでした…


またひとつ大人になったな~



ハーメルンの町並み

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笛吹き男でいっぱいです♪フッフ~


素敵なお家も沢山ありました~
正直、ツェレより100倍良かったです!
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お世話になった黒人夫婦のお家



壁にはガーナに住んでた時の写真が…♪美しい~
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いつも清潔、キレイなバスルーム
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いつもラブラブな二人☆
結婚オメデトー+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚
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またハーメルンに帰ります!
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