القنيطرة الجمهوريّة العربيّة السّوريّة دمشق
(シリア・アラブ共和国 ゴラン高原 クネイトラ)

シリアとイスラエルの国境ゴラン高原にあるクネイトラへ行ってきました。
今でも常にピリピリした状態なので
「お前はそんな危険なところに行ったのか!」
とお叱りを受けるのが怖くてブログにアップできずにいました。
心境の変化(別にこんなブログ誰も読んでないよ!ってネガティブシンキング)で
その時の日記を公開します~(2008年8月)
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勉強不足でお恥ずかしいのですが…
中東を旅行して知ったのですが、
イスラエルは近隣諸国にとても嫌われています。
イスラエルの入国スタンプや入国の証明になるものがパスポートにあると
お隣のシリアやレバノン他、イスラム圏で入国拒否されてしまうそうです。
なので、その辺りをウロウロしている旅行者は
国交のあるヨルダンからパレスチナ人自治区に入り
別紙にスタンプを押してもらうようお願いするとか。
運が悪いとパスポートに押されてしまうそうですが…
そんなこと許されるんですね。
で、最近の旅人情報としては。
クリスマスに向けてイスラエルに入る旅行者が増えてるからか
国境で必ずスタンプを押されてしまうそうです。 噂だけど。
国境でパスポートに入国スタンプを押して入国するか、
入国せずヨルダンへ戻るか選ばせてくれるそうです。
(一度払ったヨルダンの出国税は返ってこないけど)
もし帰国を決めなかったらイスラエル行くか
相当悩んでただろうなぁ…と思います。
シリアとイスラエルがモメてる地区へ行きました。
かつてイスラエルの空爆によって廃墟となった町です。
前大統領が悲惨さを訴える為に、
破壊し尽くされたた町をそのまま保存して公開する事にしたそうです。
クネイトラヘ行く直前に
「あの廃墟はイスラエルを悪者にする為、
シリア政府がわざと酷く壊して公開しているらしい」
という恐ろしい情報を聞いてしまいました…
シリアならやりかねないかも…(本音)
実際ちょっと不自然な廃墟がいくつかありましたが
でも空爆があったのは事実なので…
一気に写真をアップします!
感じ方は人それぞれだと思います。


「ゴラン病院はシオニストに破壊され銃撃の対象になった」とガイドに説明されました。
ここは必ず立ち寄るスポットらしい。
破壊が凄まじいからでしょう。

銃弾の跡だらけです。


病院の壁はほとんど破壊されて残っていませんでした。

穴だらけの管と壁は破壊の激しさを物語っています。


階段は見晴らしよくなっちゃってるし壁は穴だらけ。



いつの間に書かれたのか…
落書きにはどんな思いがこめられてるのでしょうか


建物の中は埃っぽく悪臭が漂っていました…


病院の屋上にも行きました。


どこもイスラエル兵によって徹底的に破壊されていました。

破壊された教会。



教会の中は瓦礫の山。

見渡す限りこんな景色。

爆撃を受けた建物。

モスクも攻撃されています。



モスクの中も荒れたままの状態。


時が止まったように静かでした。


青空と廃墟、なんか変な感じです。


どの建物も空爆の様子が生々しく残っていました。
…でもナゴルノで見た廃墟の方がすごかったかな。
ナゴルノの方が「民族浄化」という言葉に現実味がありました。
宗教なのか権力なのか金なのか…争いは尽きないんですね。
自分は日本人として現代に生まれて幸せだなぁと思ったり。
このような惨劇があって苦しんでいる市民や戦っている市民に何も出来ない自分をもどかしく思ったり。
このような出来事をたくさんの日本人が知らないのか…と悲しくも恥ずかしくも思ったり。
色々な思いがどんどんと浮かび上がってきました。
帰り際、自衛隊に会いました。
(国連の自治区なので)
いや、正しく言うと「見た」だけなんですが。
なんていうか…
この人達、本当に役に立ってるのかな?と思いました。
昨日から咳が止まらなくて喉をやられました…
声が出ません…ヒィィィ~
裁判傍聴もイイですが、バックパッカー祭りも勉強になってるYO!
これからもいい旅してNe!
でも、きおつけてねぇ!
いつも読んでくださってありがとうございます~
そもそもこのブログを作ったのも
「旅日記を霞っ子のブログにあげるのってどうなの?」
から始まったものだったので傍聴記以外のものを書くつもりでした。
しかし、旅立つ直前に霞っ子のブログ休止になってしまったので
私は傍聴記を書く場所を失いましたw
旅日記がまとまりましたら(いつになるやら…)
傍聴記をここに載せようか迷ってるところです(・∀・)
毒人参。